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橋本花乃、「七夕」、生田花朝「四天王寺聖霊会図」

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「別室」ブログの久々の更新です。こちらは自分用のメモとして気になる作品などを載せています。 青森県立美術館「美少女展」に展示された作品。1930~31(昭和5~6年)年頃に描かれたようである。大阪新美術館建設準備室蔵。 橋本花乃(1897−1983)については、個人的にはよく知らない作家であるが、北野恒富に学び、帝展などで活躍した女性とある。七夕の笹飾りをつける少女達が可憐でかわいい。こちらは本来はカラーの作品だがよい画像がなかったのでこちらで。もっと他の作品も見てみたい。 花乃について調べていて知った、もう1人の日本画家、生田花朝(1889−1978)の作品、「四天王寺聖霊会図」1927(昭和2年)作、大阪城天守閣蔵も興味深い。花朝は花乃より少し年上であるが、だいたい似たような時期に活躍した作家と思われる。菅楯彦に大和絵を習い、女性初の帝展特選となった有名作家だったようだ。 なんと、こちら、円形である。こちらもカラーのものはなかったので、モノクロ画像にて。シェイプドキャンバスというか、なんというか、、円形パノラマ画による日本画なんて見た事がない。一度実物を見てみたいです。私は個人的に、変形キャンバスにとても興味があります。何故矩形じゃないといけないのか、何故矩形ではないのかというのはなかなか奥深いテーマだと思います。