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大エルミタージュ美術館展ー仮装ナイト 森美術館

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大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち 2017年3月18日(土)-6月18日(日) 開館時間午前10時-午後8時(火曜日は午後5時まで) ※入館は閉館の30分前まで 森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階) 〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 公式サイト かつての帝政ロシアの財力が結集したとも言える、サンクトペテルブルグの エルミタージュ美術館 には、西洋絵画の大御所たちの作品が収蔵されており、絵画だけで1万7千点ものコレクションがあると言われています。今回はその中より85点の巨匠たちの絵画が展示されているそうです。 クラーナハ、ルーベンス、レンブラント などなど、ベーシックな作家たちから、スネイデルスやスルバランまで、全部で6つのカテゴリーに分かれて西洋絵画の巨匠たちの絵画が紹介されています。 ダーフィット・テニールス(二世)「厨房」,1646年 私が気になった作品は、フランドルの画家、 テニールス(二世)(1610-1690)の「厨房」 です。なんと、台所と題しているのに、犬ちゃんたちが何食わぬ顔で普通に居るという。。この衛生観念が当時はOKだったのね、、という驚きと、あとはやはりテニールスならではの群像劇の面白さ、その辺が魅力でした。また、細かい点では、テニールスの名前表記ですが、 「ダーフィットがダフィット」と書いてあるもの、「(二世)が(子)」と書いてあるもの、と2種類ある ようですね。多分、 さらに3世も画家なので、(子)の表記にすると、(孫)は変じゃないか? という事でしょうか。クラナッハがクラーナハになったり、表記がちらほら最近変化しているので、少しメモとして書き留めておきます。また、トリビアといえばそうなのですが、テニールス二世は、花の絵で有名な ヤン・ブリューゲル(父) の娘婿なのですね!政治的な気もしなくない、豪華な親戚関係です。 スルバラン「聖母マリアの少女時代」,1660頃 もう1つ気になった作品、それは、 フランシスコ・デ・スルバラン(1598-1664)の「聖母マリアの少女時代」(1660頃) です。私は、好きな作家10人の中に、スルバランが入りまして、特に、ボデゴンと呼ばれる彼の静物画に大変興味があり、いつかプラド美術館に見に行くのが