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2月, 2018の投稿を表示しています

多摩美彫刻科の学生有志、 ハラスメントなどで大学に 要望書を提出

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私が学生時代のはるか遠い昔も、美術系は男の教授しかいなかった 。そして今、多摩美では女子学生が彫刻科の6割以上を占めるのに、女性教授は1人だけ。なんだかおかしいよね〜。公平な人事の結果なのかもしれないけど、公平な世の中になるまでは、意図的にジェンダーバランスはとるべきと私は考えますね。 美術手帖の記事 多摩美の有志のページ 実名で公開に踏み切った学生たちの勇気を讃えたいです。。 まじで応援してます!! 頑張れ!!  ■-□-■-□-■-□-■-□ 下記ランキングに参加しています。よかったらクリックしてやって下さい〜。 にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ 人気ブログランキング 美術鑑賞・評論 ブログランキングへ

石内 都「肌理と写真」ー横浜美術館

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2017年12月9日(土) ~ 2018年3月4日(日) まで 横浜美術館 で開催している、 「 石内 都 肌理と写真」展 へ行って来ました。 よかったです。 写真を見る/読む目に自信がない私でも、作者の言いたいことが、伝わってきた展示でした。ヒロシマの被爆した方々の衣類を撮影したシリーズや、フリーダ・カーロの遺品の作品で近年では有名かと思いますが、デビューは地元横須賀を写したスナップ写真だったのですね。その初個展から40年経った節目の個展だそうです。 ヒロシマやフリーダの作品は、実は作家本人がセレクトしたテーマではなく、先方からの依頼だったとのことで、大変驚きました。 横須賀や横浜のシリーズより、染色出身の作家にピタリと合うテーマではないかと思いました。このように、テーマから選ばれる、呼ばれる、というのは運命的なものを感じます。 展示室では、映像で、作家がプリントする様子が見ることができましたが、現像作業というより、布を染色しているような手つき!! 印画紙なのに不思議に柔らかな素材に見えました。 本当に不思議な手つきでした。 石内都は、デジタルでは撮影していないのですね、多分。展示は全てフィルムで撮影されたものでした。プリントもアナログ。デジタルの時にどぎつい色合いに比べると、目に優しく、美しい肌理を持ったプリントでした。 そして、展示室の壁が、テーマごとに違うのもよかったです。写真の展示のイメージは、白い壁、アルミのフレーム、という印象が多いのですが、薄いピンクあり、グレーあり、青あり、で見る側にもリズムが生まれていました。 一部写真撮影ができました。 下の写真は、石内の出身地である群馬県桐生市の特産であるシルクの古着を撮影した作品コーナーでした。 ■-□-■-□-■-□-■-□ 下記ランキングに参加しています。よかったらクリックしてやって下さい〜。 にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ 人気ブログランキング 美術鑑賞・評論 ブログランキングへ

ブリューゲル展〜東京都立美術館

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ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜 Brueghel: 150 Years of an Artistic Dynasty  展へ行ってきました。2018年1月23日(火)~4月1日(日)までです。 私にしては大変珍しく、展覧会の初めの方に行くことができました(汗)初めの方がやっぱりいいのですね。思ったより、空いていて、感激しました。雪のせいもあるかもですがw ブリューゲル1世から、ひ孫まで 、一族の絵画を辿りつつ見ることができる展覧会です。超大作は来ていないように思いますが、個人コレクションの作品ばかりで、滅多に見ることができない貴重な作品ばかりだと思います。 描かれてから、400年以上たつのに、修復と保存状態が大変よく、目をみはる美しさです。特に、ヤン・ブリューゲル1世の花の静物画作品を初めとする、花の絵画が充実しているように思いました。 花の展示室は、2月18日まで条件付きで撮影可能です。 ヤン・ブリューゲル2世 1640-45頃 油彩/板 結局、 ピーテル・ブリューゲル2世 の血筋からはその後作家は出ず、弟筋のヤン・ブリューゲル系が生き残こり、作家を排出して行ったのですね。花鳥画の系統が残ったのは興味深いです。 グッズコーナーも大変充実しています。 ベルギービール、購入してみました。ビールグラスも売っていて、欲しくなりました。 ガチャもありました。黙示録の版画のキーホルダーでした。 グッズが気になる方は、事前にウェブサイトで確認されてから行かれると良いかもしれません。 ■-□-■-□-■-□-■-□ 下記ランキングに参加しています。よかったらクリックしてやって下さい〜。 にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ 人気ブログランキング 美術鑑賞・評論 ブログランキングへ

アラビアへの道ー東博 表慶館

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アラビアへの道ーサウジアラビア王国の至宝展 へ行ってきました。東博 表慶館にて、2018年 3月18日まで 開催中です。ルーブル美術館など、世界各地を巡回している展示だそうです。 紀元前4−3頃の石柱 2月4日(日)まで ですが、 外のテントでアラビアンコーヒーとナツメヤシのおもてなし があります。1日千人までだそうです。私はギリギリ飲めました。初めて飲んだのですが、 そのスパイシーぶりにびっくり〜! 生姜やナツメグでしょうか、香辛料が入っていました。最初に行くことをお勧めします。 アラビアンテントの中です そういえばアラビア関係の展示って大英博物館くらいでしか、見たことが今までないような、、と。仁和寺のチケットで入れますので、合わせて行かれると良いのではないでしょうか。 展示を見てわかったのは、サウジは 今も昔も豊かな場所 なのだ、ということです。 紀元前から 交易で栄え、様々な 隊商王国(ダーダーン王国、リフヤーン王国、ナバテア王国など) ー名前すら知らなかった王国が栄え、細かい手仕事が紀元前から行われているという驚き。その多くは研究途上にあるのでしょうか、紀元前のものは、制作年代に幅があるものが多かったです。その頃、日本は弥生時代でしょうか。その差がすごい、、と思わせられました。 石碑関連のコーナーでは、アラビア文字の変遷を見て取れます。 また、19世紀のコーヒー焙煎用の道具類も展示されていました。 幅広く文化を紹介する展示だったと思います。 1635/36に作られたカァバ神殿の扉 駆け足で紹介しましたが、お勧めです。 ■-□-■-□-■-□-■-□ 下記ランキングに参加しています。よかったらクリックしてやって下さい〜。 にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ 人気ブログランキング 美術鑑賞・評論 ブログランキングへ

仁和寺と御室派のみほとけーもう1回行ってみた。

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東京国立博物館 で開催中の「 仁和寺と御室派のみほとけ 」を再訪してみました。今回は、仏様の顔をよく見たい、と思い、雪がとけやらぬプレミアムフライデーに行きましたら、ズバリ、前回行った時より、人数がそこまで多くなく、快適に鑑賞できました(が、外は大変寒かったです。) 仏様の顔が、今1つ見分けのつかない鑑賞眼のない私。そこで今回は前半はやや飛ばし、後半の仏様の彫刻コーナーを中心によく見るようにしてみました。 千手観音 は、今回、後期(2月14日〜)に登場する葛井寺の仏様を合わせると 4仏様 が出品されるのですね。葛井寺のはまだみてないので、今のところでは、 香川県の屋島寺 の千手観音 の手に持っている、様々な道具類に一番興味が惹かれました(顔を見に行くと言いつつ、道具に着目する私。。)ドクロや八咫烏の描かれた道具やら斧やら、10世紀に作られたとは思えぬ保存の良さ。 屋島寺の千手観音 仁和寺の限定御朱印 あと、図録には、展示されている解説が載っていないものがあり、その辺が残念でした。仏様の種類についての初心者向けの解説が図録には掲載されていないようです。 実は、灌頂(かんじょう、仏教儀式)のことや、そこで使用される山水屏風( せんずい びょうぶ)の事も興味深かったので書きたいのですが、それはまたの機会に。 今回は色々お買い物を楽しみました。 展覧会限定御朱印 を入手!七百円なり〜。普段はない御朱印とのことでした。手書きです。そして、フェリシモでも販売されているようなのですが、千手観音ピアスを入手!千手観音は、1つの手で25の願いを叶えるので、千本ではなく、実際には40本の腕があれば良いらしいです。 空海関連の書籍も気になりました。司馬遼太郎のものが良いのか、夢枕獏原作の阿吽にするかw または映画を見るか。。まだ迷い中です。 行くのは金曜の夜が絶対にオススメです。21時まで開館しています。 次回は、後期に行きたいと思います。  ■-□-■-□-■-□-■-□ 下記ランキングに参加しています。よかったらクリックしてやって下さい〜。 にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ 人気ブログランキング 美術鑑賞・評論 ブログランキングへ