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2020年初の展覧会は東博特別展「人、神、自然」と「ね!トーハク!博物館に初詣」

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東博特別展「人、神、自然」 、ポスターヴィジュアルに惹かれて上野まで行って来ました。新年は、東博と日本民藝館になんとなく行きたい、と思っているのですが、とりあえず東博は行くことができました。東博の狙い目は金曜夕方の夜間開館かと思います。アジア館、空いていました。 「 人、神、自然 」 はカタールの王族の方のコレクション展だそうです。古代文明関連の工芸品が「人、神、自然」の3つのテーマに分けられて展示されています。エジプトのミイラ、オルテカのヒスイの仮面、アラバスターの彫刻、ギリシャのアンフォラ、などなど、世界史の教科書に出て来そう、でも、ちょっと見たことないな、というものが展示されていて、見やすいながらも造形の楽しみがある展示でした。普段はなかなか時間がなくいけない東洋館での展示です。お子さん連れの方にもオススメします。 さて、次は、 「 ね!トーハク!博物館に初詣 」 へ向かいました。恒例の干支をテーマにしたテーマ性のある展示。楽しみにしていました。入り口には、高御座の公開に行列ができていましたが、そちらはスルーさせていただき、二階へ上がり鑑賞しました、、が、、なんか子年の展示コーナーは2回目のせいなのか、ものがないのか、、なんとなく展示物が寂しい感じでした。 十二類合戦絵巻下巻(江戸時代の模本) ネズミは大黒天の使いであり、子孫繁栄の象徴として縁起が良いとされていたそうです。また「ねずみ色」は江戸時代に色のバリエーションがいくつか出来、着物の色としても大流行したそうです。地味な色味ですけど、シックな色味を好むのは現代的な感じがしますね。干支関連の展示は、続けて欲しい東博の常設展の1つです。来年も行きたいと思います。  ■-□-■-□-■-□-■-□ 下記ランキングに参加しています。 よかったらクリックしてやって下さい〜。 にほんブログ村 美術館・アートミュージアム 人気ブログランキング 美術鑑賞・評論 ブログランキングへ  ■-□-■-□-■-□-■-□ 前の投稿へ

2019年のマイベスト3

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寒中お見舞い申しあげます。 もう1月18日、1月も終わりかけです。そんな中で*2019年、令和1年(12019年)のマイベスト*を決めました。 2019年に行った展覧会をまとめてみました。 ———————— 1.池田龍雄展 1950-60年代 2.ルーベンス 3.ムンク展ー共鳴する魂の叫び 4.終わりの向こうへ:廃墟の美術史 5.柳宗悦の「直観」美を見出す力 6.民藝 Another Kind Of Art 7.顔真卿 王羲之を超えた名筆 8.太郎は戦場へ行ったー弓指寛治展 9.瞬間瞬間に生きるー岡本太郎とジャズー 10.奇想の系譜展-江戸絵画ミラクルワールド 11.岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟 12.インポッシブル・アーキテクチャー 13.東寺ー空海と仏像曼荼羅展 14.志賀理江子 ヒューマン・スプリング 15.写真の起源 英国 16.福沢一郎展「このどうしようもない世界を笑い飛ばせ」 17.大日本タイポ組合展 「文ッ字」 18.ルート・ブリュック 蝶の軌跡 19.装いの横浜チャイナタウンー華僑女性の服飾史 20.御即位記念 第71回 正倉院展|奈良国立博物館 21.話しているのは誰?ー現代美術に潜む文学 22.ミナ ペルホネン/皆川明 つづく 23.MOTアニュアル 仮の声、新しい影 24.ダムタイプ アクション+リフレクション 25.コレクション展示:いまーかつて 複数のパースペクティブ 26.松本力 記しを憶う 27.コートールド美術館展 魅惑の印象派展 28.坂田一男「捲土重来」 29.窓展 :窓をめぐるアートと建築展 30.鹿島茂コレクション アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界 1はギャラリーでの展示なので除外し「合計29展示」です。 *2019年のマイベスト3* 1. 話しているのは誰?ー現代美術に潜む文学 2. ルート・ブリュック 蝶の軌跡 3. 窓展 :窓をめぐるアートと建築展 でした。1は期待せず行きましたが、思わぬ発見と驚きがありました。山城知佳子は大変すばらしい才能ある作家で個人的に好きな作家です。あとは小林エリカ。彼女はリサーチ力がすごい。2はこの陶芸作品群がよく日本に来たなと。不勉強で全く知らない作家でしたし、作家の作風の変遷がみれた

鹿島茂コレクション アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界

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鹿島茂コレクション アール・デコの造本芸術 高級挿絵本の世界 へ行ってきました。日比谷公園内にある日比谷図書文化館にて開催していました。 鹿島茂は蓮見重彦の教え子の仏文学者だそうです。 日比谷図書館の文化館は小さくとも、充実した展示内容でした。Twitterで知った展覧会でしたが、行けてよかったと思いました。アール・デコ(1910-30年代に流行した装飾芸術)期の高級挿絵絵本のグラフィックを描いていた、ジョルジュ・バルビエ、アンドレ=エデゥアール・マルティ、シャルル・マルタン、ジョルジュ・ルパップの四天王とよばれる作家の挿絵本の展示でした。デジタルにはない、手書きの美しさ。高級紙を使った、時に限定販売の豪華な絵本は息をのむ美しさでした。時代がちょうど、ロシアのバレエ・リュスと重なることもあり、ニジンスキーを描いたものもあり、興味深く拝見しました。バルビエの作品がやはり四天王の中では突出して美しいと思いました。美しい作品を残したバルビエですが、出版トラブルなどで50歳でなくなったそうです。残念なことです。 会期:2019年10月24日(木)~12月23日(月) ※ 休館日 11月18日(月)、12月16日(月) 観覧時間:月曜日~木曜日10:00~19:00、金曜日10:00~20:00、土曜日10:00~19:00、日曜日・祝日10:00~17:00(入室は閉室の30分前まで) 会場:千代田区立日比谷図書文化館 1階特別展示室 観覧料:一般300円、大学・高校生200円(千代田区民・中学生以下、障害者手帳などをお持ちの方および付き添いの方1名は無料) ■-□-■-□-■-□-■-□ 下記ランキングに参加しています。 よかったらクリックしてやって下さい〜。 にほんブログ村 美術館・アートミュージアム 人気ブログランキング 美術鑑賞・評論 ブログランキングへ  ■-□-■-□-■-□-■-□ 前の投稿へ