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1月, 2014の投稿を表示しています

To hard to admit it..

外国に住んでいるのでたまのご挨拶程度の仲でしたが、つかず離れずコンタクトをとっていた友人の死を、なんとfacebookで知りました。そういう時代なのでしょうか。。彼女は大変恵まれた家に生まれ、諸外国を移り住むという貴重な体験を子供の頃からし、優秀なアートスクールを出た、美しく、優しく、たいへん才能あふれる新進芸術家でした。私から見ると、何でも持っているようにみえた人でした。しかし、自ら死を選んでしまったのです。時間を止めたかったのかもしれません。普通に結婚するという伝統的な女性の生き方へのプレッシャーがあると以前言っていました。彼女は女性に対して保守的と言われている国出身でした。若くないのに未婚で、しかも芸術家の女性が生きて行くのには、まだまだ周囲の理解がなく、辛い思いをしていたのかもしれません。彼女はよく、「ここでもなく、そこでもないどこか」というタイトルをつけていました。どこかへ逃げたかったのかもしれません。それが死という形をとってしまったのが、大変残念です。誰か彼女を救う事はできなかったのだろうか、と。。。R.I.P. M.L.

児玉希望(こだまきぼう)- 仏蘭西山水絵巻(河)

東京近代美術館所蔵の仏蘭西山水絵巻(1958作)が見たいのでメモ。これは三部作(山・海・河)で河はセーヌを描いたもの。日本画なのだが、河面がきらめく様子を日本画で見事に表現した。印象派的な外光を感じさせる作品であるらしいのだが、近美の常設は何回か拝見しているにもかかわらず、一度も展示している時にあたったことがないと思う。 国立美術館の収蔵作品概要のページへのリンク  ここで概要を見る事ができる。 ※児玉希望・・川合玉堂門下の日本画家。 1898-1971