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2月, 2010の投稿を表示しています

兵庫県、誓教寺に伝わる地獄絵図

兵庫県、赤穂市にある 誓教寺 に伝わる地獄絵図は、16幅からなる「三界六道図絵」(さんがいろくどうずえ)の中の一幅で、保存がとてもよく、圧巻らしい。一度みてみたい。

Sidsel Endresen - Shadows in the rain

Sidsel Endresen (シゼル・アンダーセン)のライブを映像で観たんだけど、すごかった。ポエトリーリーディングみたいなライブで、すばらしいパフォーマンスですばらしすぎました。Youtubeではあまり彼女のよさが伝わらないと思うけども、感動したのでここにメモ。 追記:2010.03.15 CD「EXIT」入手 ライブが是非みたいです。

EFTER KLANG - MODERN DRIFT

EFTER KLANG - MODERN DRIFT アルバム「マジックチェアーズ」に収録されている、エフタークラングの曲。エレクトロポップ&オケが特徴。レーベルは4AD!好みかも??

シャネル&ストラビンスキー

映画「 シャネル&ストラビンスキー 」(原題は、ココ・シャネル&イゴール・ストラビンスキー)を終映間際に観てきた。感想は・・「濃い胸毛が嫌いな人で、ストラビンスキーの曲が好きな人は見ないほうがいい」かもしれないです。。(いやほんとに)ストラビンスキーの細い目つきがなんだかや〜らしくて怖いし。  ストーリーは、ストラビンスキーとシャネルのR18な恋のお話が展開されるという架空の話といえば、身もフタもないけど、歴史的に、ちょうど「春の祭典」の作曲時と香水「NO5」の作成時が重なっていたということと、実際にシャネルが別宅をストラビンスキーの一家に提供していたという話をベースにして展開していきますが、単なる伝記的映画ではないという意味では、昨年公開されたシャネル映画ニ作品とはかなりスタンスが違いました。好みが分かれるかもしれないけど、私は(イゴールの胸毛と目つきをのぞけば)この映画のフィクショナルな試みは面白いと思います。 ココ(ビジネスの成功者) ストラビンスキー(売り出し中の作曲家、春の祭典で革命児となる) ニジンスキー(天才君) ディアギレフ(バレエリュスの主催者) これが映画に出てきた著名人ですが、誰が一番幸せな人生を送ったのか?というと、ディアギレフなのかな、と思いました。ココは自立してるけど孤独だし、ストラビンスキーは革命児だけど家族をかかえて貧困にあえいでるし、ニジンスキーは天才だけど繊細すぎて薄幸だし、ディアギレフはこの中では何か作品を作りだしてる訳じゃないけど、人と場をアレンジしたのは彼で、それがなければ「春の祭典」も生まれなかったし、一番やりたいことを裏から操作して実現してるのは彼じゃないか?と。何かを作り出すっていうことは、かなりの確率で不幸になるのかしら、という気にさせられる映画かもしれないです。 今急に思いついたんだけど、「ペトリューシカ」的に、人形遣い役がディアギレフで、他の3人が例の人形役というのはどうかしら、と。イゴールとココが恋仲になる人形役で、主役(ペトルーシュカ)のニジンスキーはココへのジェラシーでイライラ。これを裏からあやつって楽しんでるのが、ディアギレフ。こういう話の展開もおもしろいかもしれない、なんて考えてしまいました。 ストラビンスキーはクラッシック作曲家の中では好きな作家ベスト5に入るので

観たい映画

1.3/6(土)〜ル・シネマ 「 モリエール 恋こそ喜劇 」 2.3/12公開、全国ロードショー 「 シャーロックホームズ 」 3.4月公開〜ル・シネマ、シネスイッチ他 「ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い」 4.4月GW公開〜ル・シネマ、シネスイッチ他 「 オーケストラ! 」 かな?

記事移植完了

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メインブログ、ロバと鳥の家からの記事移植が完了しました これより前の日付の記事は、記事を書いた日付を完全に無視したかたちになっています。一応、一番上に元の日付を入れてみましたが。

シャーロット・ゲンスブール「IRM」

シャーロット・ゲンスブール「IRM」 ベックがプロデュース。ベック節がきいてて、かっこいい! 同世代ががんばってると、はげまされます。 これもCD買い!かな〜。 追記:2010.3.15 CD入手 よいです!ベック節のおかげで、甘々なフレンチポップ味が薄れ、かっこいい仕上がりになっていると思います 。とはいえ、従来のフレンチポップを期待されていたファンの方々にはショックな出来上がりかもしれませんね。

読書:犬たちの隠された生活

2009.08.21の記事より(追記:そういえば、読書の記事、いろいろ書くの忘れてます、、) 犬たちの隠された生活-エリザベス・マーシャル トーマス著 、を読了。 学術本ではないかもしれないが、素人の私には興味深く読めた一冊。ちなみにうちには動物はいないし、私は犬、猫を飼ったこともないのですが、動物の行動には興味があります。 ミーアキャットの生活、という番組を見ていたことがありますが、ミーアキャット、オオカミ、イヌ、彼らの生活には共通点が少なくとも1つあることに、読後気がつきました。それは、グループの中に序列があり、第一位のメスしか妊娠できないという掟です。掟を破ると、グループから追放されたり、もしくはその子供は殺される。普段は、飼い犬という立場で群れをなして生活することが少ない犬達ですが、著者は11匹の犬を飼い、犬がいかにオオカミに近い生態を持っているかを立証します。(ところで、人間の集団でも、似たような話は起こり得ますね。つまり序列が暗黙のうちにあり、第一位の女性or男性に歯向かうことは、グループからの別離、追放を意味する事がありそう。しかし、そういうグループは、知的とは言えず、原始的なグループのように思います。) これを読んで、人間に飼われるのは、犬にとって本当に幸せなのか?と思ってしまった。ちょっとそれを考えると辛いですね。

トンパ文字

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2009.12.02の記事より トンパ文字は、一時期広告に起用されてはやりましたよね? 中国南部、雲南の人たちの文字 ということは知っていたのですが、具体的に「 ナシ族 」の文字だということは知りませんでした。 現在も使用されている唯一の象形文字。 トンパ=司祭のことで、トンパ文字は宗教的行事に使用される文字だそうです。 麗江市(れいこうし) は、かつてナシ族の都があり、美しい水路と、燻銀色の瓦、トンパ文字が印象的な世界遺産の街です。ここも是非訪れたい場所の一つです。 参考: 麗江市(wiki) 余談ですが、現代のトンパ文字ならぬトンパ風マンガ?(最近一部でよく見るネット上の漫画の書き方。SUDOというのはLINUXのコマンド)

副島種臣の書

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2009.12.02の記事より 書の話題が、皇室の名宝展で出たのに続き、今回は 副島種臣(そえじまたねとみ、1828-1905) の書についての覚え書きです。副島種臣は、幕末〜明治の佐賀藩出身の政治家/伯爵で、外務卿時代にマリア・ルス号事件にかかわった。書家としても有名で、石川九楊がその著書の中で紹介につとめた。昔、日曜美術館で特集されたこともあるので、記憶に残っている方も多いかと思います。 今から100年以上前 に、このような書家がいたとは驚きです。 書のカンディンスキー?踊る象形文字?時代を考えても先端的すぎて素敵です。 号は蒼海 。蒼海先生、どうしてこのような境地にたどり着いたのか、お伺いしたいところです。 残念ながら、 石川九楊の「蒼海 副島種臣書」は絶版 。手元にある、九楊先生の 「現代書家100人の字」 を読むと、「完全に構図が計算されている」とのことです。うーん、それにしても不思議な書です。

ユニドロワ条約とは

2009.12.02の記事より 盗取され又は不法に輸出された 文化財に関する UNIDROIT条約 Unidroit Convention on Stolen or Illegally Exported Cultural Objects 1995年に採択された盗難文化財の返還に関する国際条約。2007年12月現在、29ヵ国が締結している。日本は未締結。通称 ユニドロワ条約 。 以上、 ユネスコのウェブサイト より。 日本が未締結というところがポイント。つまり、もし、芸術作品が不法に輸入されても、日本では、返還義務がないという内容です。しかも、日本では、盗難にあった絵画でも、2年以上所有していればその人のものになるという法律があるとか。盗難に関してはありえない!ですね〜。でも「不法な輸入」というのは、どのくらい過去にさかのぼれるのでしょうか?ー条約の訳文を読むとどうも強制執行力はないみたいです。過去にさかのぼって適応されるのか今1つ分からなかったのですが、とりあえず、ある国が締結したとしたら、その年度以降に不正輸入されたものからでも(せめて)強制的に返還されるべきと思うのですが。。まあ、とりあえず、2年以上所有で所有権発生というのだけでもやめるべきではと。。 オーストリアでは、 1998年に「美術品返還法」を制定 し、「ナチス・ドイツがオーストリアを併合した1938年以降にナチスが略奪した美術品1万点あまりを、正当な持ち主に返還」してきたという。これはナチス・ドイツの問題が絡むので、話が少し違いますが。。 参考サイト「 ウィーンの美術館、ヒトラーに売却されたフェルメール名画(絵画芸術)を返還か 」

ヴィットーレ・カルパッチオ(カルパッチョ)

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2009.11.29の記事より ヴィットーレ・カルパッチオ(カルパッチョ)(Vittore Carpaccio, 1455?-1525?) はイタリア、ルネサンス期のヴェネツィア派の画家。私が最も好きなのは、 「聖ウルスラの夢」(聖ウルスラ伝、全9せ作の1つ) です。壁の微妙な色合いや、室内装飾、そして夢をテーマにしたところなどが個人的には気に入っています。ちなみに、ウルスラさんは、英国の王女で、ローマ巡礼の途中でフン族に殺害されたという聖人です。 次に、 カルパッチオで最もミステリーとされている絵画、「ラグーナの狩猟」「二人のヴェネチア婦人」(元は高級娼婦というタイトル。ラスキンによって19世紀に間違った名前で紹介された)の2点 です。これは、もともと別の絵画だと思われていたのですが、実は1枚の絵画(扉絵?)だったという作品です。 下の合成図はクリックで拡大します。 上のほうが、アメリカのゲッティミュージアムにあり、下がヴェネツィアのコッレール美術館にあります。ラグーナのほうは、さらに裏側がレターラックの トロンプ・ルイユ(Trompe-l'œil、騙し絵) になっており、イタリア現存最古の騙し絵になっているとか。上下でバックの色があってないんですが、(本当は同じだと思う)左の接合部、花と花瓶の部分がもともと1つの画像だったと推測しやすいポイントの1つかと。 婦人図下方の犬の絵が切れていますし、左半分もさらにあると言われています。いつか発見されるといいですね〜。 参考サイト 1 , 2

金唐紙(きんからかみ)とは

2009.11.29の記事より ヨーロッパの壁紙であった、 金唐革(きんからかわ) の技法を 和紙で再現した物で、明治初期に開発された、和紙の壁紙。ウィーンで開かれた万国博覧会(1873、明治6年)に竹尾商店が出品したのが始まりといわれる。(竹尾とは、 あのTAKEO かと思われます) 技法は、金箔を貼った和紙に、版木(ロール)で凹凸をつけ、彩色したもの。ジョサイア・コンドルが設計した、 旧岩崎家住宅(上野)の洋館2階 でその実物を見る事ができます。

ジュゼップ・マリア・ジュジョール、ガウディの協力者

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2009.11.28の記事より まったく知らなかったので、ここにメモ。 ジュジョール(Josep Maria Jujol Gibert) は、ガウディの協力者である、カタロニアの建築家。 モザイク状に建築の化粧を行うアイデアは彼のものだった とか。あと、サグラダファミリアの色彩計画は彼が指揮をとったとのこと。ガウディは自分にはビビッドな色彩感覚がないことを知っており、ジュジョールに協力を依頼、二人のタッグがはじまったそうです。カサ・ミラの完成は彼の手によるもので、他にも多くの仕事を一緒にこなしたとのこと。 ガウディより27歳年下のジュジョール、晩年は不景気のせいで規模の大きな仕事には恵まれず、郊外を中心に修復の仕事も行っていたようです。 彼独自の仕事はいくつか残っており、代表的なものは、下の写真の トーレ・デ・ラ・クレウ (Torre de la Creu)です。ガウディ調だね、と見た人は言うでしょうね。ガウディに協力し、お互い影響を与え合ったことは、ジュジョールにのキャリアにとっては果たしてよかったのかどうか。。と思わせられます。 こちらはモザイクのディティールです。 元ネタは、 スペインのWIKI と 日本のWIKI です。 あと、ギャラリーフェイクの9巻にもジュジョールのエピソードがありますので、興味のある方はそちらもどうぞ。

コープ・ヒンメルブラウ~COOP HIMMELB(L)AU展へ

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2009.11.27の記事より コープ・ヒンメルブラウ〜回帰する未来展〜(ICC、初台) へ行ってきました。 コープ・ヒンメルブラウは、オーストリアの建築家集団(COOP)で、ヒンメルブラウは、「青い空」の意。1942年よりスタートした、非直角(鋭角や鈍角)や曲線などの不定形の形態を好む、脱構築主義の建築集団です。 脱構築主義・・デリダ(脱構築)、ロシア構成主義などに影響を受けており、 以下の特徴を有する。 ・破片のような建築物の形状 ・設計過程における非線形な手法 ・建築物の表層・表皮に対する興味 ・構造や覆いといった建築の要素に歪みや混乱を起こす非ユークリッド幾何学の応用 (以上、wikiより) 建築の「展示」というのは、どことなく空しいものがありますが、この展示は、彼らの思想を表現する、インタラクティブな装置を展示するものでしたので、コープ・ヒンメルブラウの思想の表現をかいま見ることができると思います。 個人的には、やっぱり脱構築主義の建築は苦手です。。。集団住宅に関しては、住むにはどうなのか、と思いますし、公共施設に関しても、メンテナンスに問題が出てきそうな気がしました。でも、脱構築主義というのは、やはりある種の挑戦だろうと思いますし、そういう意味ではおもしろいし、意義があると思いました。機能と美や理想の共生というのは、やはり難しいものですね。

THE ハプスブルグ展へ

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2009.11.25の記事より 国立新美術館にて開催中の 「THE ハプスブルク」 へ。 こちらも国立博物館並みに、激しく混雑しており仰天しました。 東京の人は大変だ。どこへいっても混雑混雑で。(という私も都民ですが) こちらの展示に関しては、「ベラスケスもルーベンスもデューラーも私の家のお抱え絵師でした」(うろおぼえです)というキャッチがよかったのか、THEをつけたのがよかったのか、アイキャッチになりそうな工夫がなされていたせいか、盛況でした。全体的に、ベルバラ的世界のようなものを期待してきていた人たち、もしくは王女の美人画狙いの人が多かったように思います。まあ、それは本筋とは関係ないのでおいておいて。。 目玉の1つ、ベラスケス(1599-1660)の「白衣の王女マルガリータ・テレサ」のみならず、全体的にベラスケスの絵画は退色が激しい気がしました。スペイン絵画の魅力はなんだろうと漠然と考えていたのですが、やはり色遣いに1つの特徴があり、また、ラテン系民族ならではの、強い自己主張のようなものを宮廷絵画にもかかわらず、感じました。 個人的に最も気に入ったのは、フランドル・オランダ ルーラント・サーフェリー(Roelant Savery)(1576〜1639、ルドルフ2世に仕えた)の「動物のいる風景(背景にオルフェウスとトラキアの女たち)」 です。 この、ルーラント・サーフェリーは、wikiによると、鳥獣画を得意とした画家で、確かに、「 Landscape with xxx 」というようなタイトルの作品が多いです。また、上の画の左下には絶滅した ドードー鳥 (モーリシャスに生息/オランダ人により乱獲され、17世紀に絶滅)が描かれているように、ドードーの作家として有名なようです。ルーラントさんは、任期後、オランダに帰国し、アル中で亡くなったという説があるそうな。 また、同じフランドル・オランダ絵画で メルヒオール・ドンデクーテルの「水鳥」 もよかったです。 こちらはドードーではないと思いますが、今1つわかりません。 やはり私はフランドルとスペイン絵画が好きなようです。 美人画的王女の肖像画には食指が動かず(笑) 1つ謎だったのは、展示用の壁が、ブルー系の色で着色されていた演出は何のためなんでしょうか?まあ、メリハリが出て、よい演出

皇室の名宝2期へ

2009.11.25の記事より 皇室の名宝2期 へ行ってきた。 2期の売りは、「書」と「聖徳太子像」(奈良時代、8世紀)、「蒙古襲来絵詞」(鎌倉時代、13世紀)だろうか。以下感想をまとめてみます。 「書」について 1.「法華義疏」 私が一番感銘を受けたのは、「法華義疏(ホケギショ)」聖徳太子筆(飛鳥時代、7世紀、法華経の注釈書)です。緻密な文字で、個人的には今回の展示の中で最も知的で美しい文字だと思いました。書の途中に字の乱れがほとんどなく、これが7世紀の文字かと思うと、人間の手仕事は大きくは進歩していないのではと思わせるものでした。 2.伝紀貫之の乙女チック文字 さすが、女性のふりをして日記を書いただけあり、紀貫之の文字はかよわくナヨナヨしていてよかったです。伝なので、真贋の程は分からないですが、いろいろ想像を巡らせる文字でした。 他には、 小野道風(おののとうふう) の文字も、印象に残りました。書の知識が乏しい素人の感想ですが。。 書家の石川九楊は、「書とは何か」の問いに対し、書は「線でもなければ形でもない。それは触覚のかたまりである」と言い、「書を書くとは、触覚を残すことであり、書を見るとは、この触覚を観察することであり、書をよむとは、この触覚の劇を細部にわたって解剖、解析、解明することである。」と言う。つまり書を見るには、数文字もしくは一字、「なぞれば解る」とのこと。確かに、(西洋)絵画も、筆致を味わうには、表面に触れることで、より多くの情報を得る事ができますが、実際はなぞったり、触れたりなんてできませんので、想像するしかないですよね。 「聖徳太子像」「蒙古襲来絵詞」 こちらは、教科書でおなじみの、あの絵です。思ったより劣化が激しく、残念でしたが、鑑賞できてよかったです。 展示に関して残念だったことは、 書は、「右から左」に読ませるものなのに、博物館側の順路指示が「左から右」だった ことです。人も多く、逆らって鑑賞することもできず、これは本当に残念というか、空しい気持ちにさせられました。まあ、諸事情あったのかと思いますが、何とかならなかったのかなとも思いました。 あと、刀の展示が今1つ。多くの人がスルーしていたような。もう前後から観れるともっとよかったかもしれないです。

ニャンコな虎たち

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2009.10.18の記事より 先週、国立博物館で、「 皇室の名宝展 1 」を見てきました。お目当ては、 伊藤若冲の「動植綵絵(どうしょくさいえ)」 でしたが、そこで、円山応挙の旭日猛虎図をみて、「にゃんこのような虎」(虎の実物を見る事ができなかった画家達が想像や資料から書いた虎図)のかわいさにうたれました。今まで、幾つか「どこかへんな猛虎図」を見たことがあり、記憶の整理のために、ここに実際に、私が見た事がある、「 へんな虎たち 」をまとめてみようと思いました。 下の図は、今回見た、 円山応挙 旭日猛虎図(1787) です。虎っぽいのは毛並みだけで、顔つきがにゃんこ的。 そして、下の虎は、有名な 長沢芦雪(蘆雪)の虎図(1786) 。めっちゃ、にゃんこ似です。串本(和歌山)の無量寺にある襖絵です。襖4枚分なので、かなり大きな作品でした。因に芦雪は応挙の弟子です。 下の絵は、これも 長沢芦雪(蘆雪)の虎 。前脚が変でいいです。 下の虎は、 伊藤若冲の虎 です。この中で一番変というか眼が逝ってますね。夜中にふと目が覚めたときに、この虎が枕元に立っていたら、非常に嫌ですね〜。もうすこしグラフィック度を高めるとチェコの絵本なんかに出てきそうと言えなくもない? 因に、今回の展示では、橋本雅邦の「龍虎図」も虎でしたが、こちらは明治の作品だけあり、普通の虎でした。他に近世絵画では、酒井抱一の12幅の「花鳥十二ヶ月図」(1823)、海北友松、6曲1双の「浜松図屏風」(1605)、岩佐又兵衛の「小栗判官絵巻」(17世紀)、近代工芸では、並河靖之「七宝四季花鳥図花瓶」(1899)、川之邊一朝他作「菊蒔絵螺鈿棚」(1903)が特に印象に残りました。

世界遺産になった「集合住宅」

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2009.10.07の記事より 1925年にブルーノ・タウトによって建設された、西ドイツはブリッツにある集合住宅(ジードルンク)の特集を見ました。この集合住宅は、世界遺産になったそうです。集合住宅と世界遺産が結びつきが意外です。ブルーノ・タウトといえば、桂離宮のエピソードくらいしか知らなかったのですが、こんな集合住宅を造っていたのですね。 上の写真では、「世界遺産になるようなものかな?」と思いますが、上空から見た状態がすごいです。 美しい馬蹄形で、空から見たときにその価値が分かるのですね。びっくりしました。

小型ゾートロープ

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2009.08.25の記事より 小型ゾートロープ、0.12ミリ厚の金属製(洋箔)。しっぽ以外は、犬のようにも見えるのだが、箱には「馬柄」とある。糸の結び目周辺を持ち、指で糸をねじってスリット越しに鑑賞する。時計回りに回転させると馬が動いて見える。本体を持たずに、糸のみをねじると、絵がぶれずにきれいに見える。1500円でした(たしか)。 zoetrope(英)、zootrope(仏)、日本語訳は「回転のぞき絵」 。William Horner(英国人)が、1834年に作ったのが初めらしい。 同様なしかけを持つものとして、ヴィクトリア朝時代にはやった玩具の「 ソーマトロープ/Thaumatrope 」などがあるが、こちらは、丸い紙の両端にひもをつけ、ひもを回すことにより、丸い紙の前後に描かれたものが動いて見える、という残像現象を利用したもの。wikiにその連続画像が載っているが、ずっと見ていると、酔いそう。 さて、このような玩具は大変楽しいのですが、この商品は非常に小さく、どこにつるしたものか、迷っています。

冷泉為恭(れいぜい ためちか)

2009.08.07の記事より 冷泉為恭(れいぜいためちか) について知ったのでメモ。 一言で言えば、 幕末の平安マニア 。生まれが幕府の絵師である狩野派なのに、平安時代の王朝文化を深く愛した故に、大和絵師になっちゃったという人。冷泉という名前も勝手に名乗ってるという。。岡田家の株を買って養子になり、六位の位も授かってからは、直垂を着用して、平安スタイルで生活したという徹底ぶり。最後は、使えた人が佐幕派(倒幕反対の派だね)だったので、自分も佐幕派になり、長州藩に狙われて逃れようとしたところを襲われ、若くして逝去。 平安マニアなのに佐幕というのがピンとこなかったんだけど、幕府に保護されていた公家というのは多かったというので、ありなのでしょうか。でも尊王攘夷派という方が、なんとなくしっくりくるのですが。。 愛知の岡崎にある、徳川の菩提寺、 大樹寺の障壁画 が見てみたい。(一般公開している)

シェイプドキャンバス

2009.08.07の記事より シェイプドキャンバス、その言葉がいつ生まれたのか、成り立ちを知らなかったのでメモ。 1960年にフランク・ステラ(1936〜)が個展の際に用いた矩形ではないキャンバスを指すために、初めて使われた言葉(命名は誰だ?)彼は「ストライプ」に取り憑かれた人だったのだが、そのストライプ以外の白場を切り取っちゃうことを考えた訳で、それがシェイプドキャンバスという訳か。「視覚的印象を与えることがアートの根本的な存在理由」と考えた故の行為だったみたいだ。ステラはプリンストン大学で美術史を学んだ作家。 最近は、円形キャンバスなんかでも、シェイプドキャンバスと呼ぶね。まあありか。でも円形だったら円形キャンバス、でもいいと思うけど。

データ移動中。

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本館である「 ロバと鳥の家 」から、データを移植中。Blogger間の記事のインポートってできないのね カテゴリごとに移植してるんで、日付がちょ〜バラバラ ま、いっかw しばらくこの別館は調整が続いて見づらいかもです。

Stitch by Stitch -展覧会感想

2009.08.06の記事より Stitch by Stitch (ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描くわたし)、東京都庭園美術館へ行ってきた。以下備忘録がわりに感想を。 この展覧会では、針と糸を使った表現をする現代美術作家とアウトサイダーアーティスト(鹿児島の知的障害者支援施設「しょうぶ学園」の刺繍グループ「nui project」の作家達)の作品を展示した興味深い展覧会である。工芸的な技法を用いた現代アートというのは、最近のはやりのうちの1つではあると思う。服の糸をほどきまくって、どうこうする、とか、糸をはりめぐらせてインスタレーションするという作品は、本当によく見かける。正直、そういう意味ではかなり食傷気味なのですが、この展覧会で私の心を最も打ったのは、アウトサイダーアーティストとそうでないアーティストの違いです。違いは、ある、と思いました。大きな違いはテーマの深さのある/なしですが(注1)、普通の作家たちの作品にも、ひと針ふた針とコツコツ縫って行く、という反復行為のせいでしょうか、ある種の鬼気めいた「運針への執着性」のようなものが感じられ、テーマの深さどうこうという話を超えて、「この人たち、みんなパラノイア。。」と強く思わせられました。そういう意味では、知的なコンセプトやら難解な解説なしには成立しないアートと比べると、この展覧会の作品は、「アートというのは、(ある種の)狂気や執着から産まれる(こともある)のだと」いうことを思い出させてくれた展覧会でした。とてもいい展覧会でした。 注1:ナイーブアートやアウトサイダーアートの作家であるからといって、テーマの深さがないとは限らないと思いますが、今回の展示では、深さのある/なしの違いが感じられました。 因に一番主観的に好きな作品は「夜警の刺繍」(奥村綱雄、2001年)。狂ったようにステッチを繰り返す夜警。最高でした。

映画 : かいじゅうたちのいるところ

2010.02.11の記事より 今日も昨日も0,1,2しかない日ですね〜。 という事とは関係ないけど、「かいじゅうたちのいるところ」を観てきました。 絵本は、モーリス・センダック作、神宮輝夫先生訳で、今はその絵の独自さに惹かれますが、子供の頃はちょっと苦手な本でした。トロル風の絵柄が怖い!と思っていた記憶があります。 映画自体は、全体的に美術がよく出来ていたと思いました。あのWild Thingsたちを3Dにしろ特殊メイクにしろ再現できただけでもすごい!ただ、かいじゅうたちの世界に人間社会を投影させて教訓めいたお話になっていたのは、原作と違う点でもあるので、好き嫌いが分かれるところでしょうか。 上の映像は、センダックとスパイク(監督)のインタビューです。スパイクは、ソフィア・コッポラの元夫。「マルコビッチの穴」でデビューした40歳。 サントラはYeah Yeah Yeahのカレン・オー。印象的なテーマソングです。カレン・オーを採用したのは成功だったと思いました。

映画ーシャネル関係二本

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2009.09.30の記事より ココ・アヴァン・シャネル(仏、オドレィ・トトゥ主演) ココ・シャネル(米、シャーリー・マクレーン主演) を順に見た。 「ココ・アヴァン・シャネル」 のアヴァン、は「の〜前の」という意味で、つまり「シャネル」にどうやってなったかを中心に描く全編フランス語の映画。配給はワーナーで全国区。それに対し、 「ココ・シャネル」 の方は、主演がシャーリー・マクレーンということもあるのか、全編英語。上映館も少ない。こちらは、戦後の復活劇を遂げた老シャネルの視点により過去を振り返るというストーリー。 トトゥはアメリ色が私の中から未だ消えず、今1つシャネルとして見る事が出来なかった。最後のシーンではトトゥが沢口靖子に見える始末(汗)。トトゥはシャネルの香水のモデルだし、大人の階段登る〜ということで、彼女も着実にステップアップしているのですね。 二つの映画に共通しているのは、シャネルにとって、アーサー(ボーイ)・カペルという人物がいかに大事な重要な人物だったのかという点ですが、二つの映画で、全く異なるタイプのルックスの男性が起用されていたのが興味深かったです。ボーイは、ポロプレーヤーとして有名だったということなので、多分、「ココ・シャネル」の方の俳優さんのほうが、事実に近いのかもしれないと思いました。 伝記ものの映画化というのは、事実関係が気になって、物語として冷静に見れない。いっそ、500年前の人の話、とかだとフィクションとして受け止めれそうだけど、シャネルはまだ新しすぎて。。でもそうですね、「アヴァン〜」のほうが、映画の調色度合いが美しく、貴族の遊びのシーンなんかも見応えアリでおすすめかと思います。 シャネル創業100年記念ということで、映画第三弾は来年のお正月公開の「 シャネル&ストラヴィンスキー 」らしいですが、こちらのほうは、ますますフィクションの要素が濃そうです。でも音楽は期待できそうですね。

南米アンデス・ウユニ塩原

2010.02.13の記事 行ってみたい場所の連続投稿。備忘録です。 ボリビアにあるウユニ塩原(えんげん) 。雨が降ると、完全鏡面になる。生き物は皆無。時々フラミンゴの群れが遊びにくるみたい。塩で全てが出来てるホテルが唯一の宿泊場所。 塩は良質なミネラルを含むという事で切り出されて売り物になっているようなので、行くなら塩原がなくなる前にお早めにね、という感じかも。と書いたら夫から「莫大な量なんでなくならないから」と駄目出し。いやね、でも温暖化とかいろいろあるしねw

パラオのクラゲ湖

2010.02.13の記事 パラオのクラゲ湖。 昔、特集を見た事があるんだけど、たしかこの湖にたどり着くのってすごい大変って聞いたような。。でも行って泳いでみたいです。クラゲと泳いでも確か刺されないっていう話でしたし。

南大東島

2010.02.13の記事 南大東島 に行ってみたい。 珊瑚礁の隆起で出来た、石灰岩の島。 さとうきび産業で栄えた島。 沖縄県のようです。 AMラジオの天気予報~「南大東島 風力xx」を思い出します。

福建土楼/客家土楼

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09.12.02の記事 いつか訪れたい場所の1つです。世界遺産にも登録されている、中国は福建省にある、福建土楼/客家土楼(ふっけんどろう/はっかどろう)です。12−20世紀に敵の侵入を防ぐために建設された、集合住宅です。円形と方形の2種類があり、写真は円形のもの(円楼)です。 客家は、漢民族から分枝した一族で、独自の文化と言語「客家語」を持つ。山間部に住む人々でもあり、華僑の3分の1は客家であるらしい。

CHOYING DROLMA & STEVE TIBBETTS - CHENDREN

Yumchen Turkarという曲。 私がいいなと思ったのは、 CHENDRENという曲だがこれもいい。 これは多分CD買いますね 追記> 2枚購入。癒されます。

VASHTI BUNYAN - DIAMOND DAY

2010.02.21の記事 VASHTI BUNYAN、英出身、ボブディランに影響を受けたシンガー。最近再評価されているらしい。

MORGAN PAGE FEAT.LISSIE - THE LONGEST ROAD(DEADMAU5 REMIX)

2010.02.18の記事 MORGAN PAGE FEAT.LISSIE / THE LONGEST ROAD(DEADMAU5 REMIX)

BOOKER T.AND THE MG'S - MG'S GREEN ONIONS

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2010.02.18の記事 60s、モッド、 BOOKER T.AND THE MG'S しびれます〜。

U2-MAGNIFICENT(ADAM K AND SOHA CLUB MIX)

2010.02.18の記事 U2-MAGNIFICENT(ADAM K AND SOHA CLUB MIX) U2は、あまり私の好みではないのですが、このMIXはとても好き。ドライブによさそうです。

Sebastien Tellier - Look

2010.02.07の記事 フランスのエレクトロ・プチ・ローファイ・ポップ?

Club Des Belugas - Take Three

2010.02.06の記事 Club Des BelugasのTake Threeという曲。なかなか好み。 ふと、 Monica Zetterlund (スウェーデン出身)が歌う、I New Yorkという曲を思い出しました。2005年に67歳という若さで亡くなっていたのですね。。

ローリン・ヒル - MTVアンプラグド

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2010.02.05の記事 ローリン・ヒルの名アルバム「The Miseducation Of Lauryn Hill」は愛聴するアルバムのうちの1つですが、他に彼女名義のアルバムは持っていなかったので、アマゾンにて購入してみました。 2枚組でなかなかお得感がありますが、「ミスエドュケーション」に比べると、アンプラグドなので、素朴な印象ですが、声もさることながら、合間に入るトーク、詩がやはりいいですね。 ローリン、実はボブ・マーリーの息子と結婚してたのね!知らなかった。それにいつの間にか4人もお子さんが。。 あと、このCD、1つだけ欠点が。パソコンに読み込むと、WIN/Macともに、まったくCDを認識しませ〜ん。そういう仕様みたい。というわけで、i-tuneのリストに入れられない。残念。

Edward Maya & Vika Jigulina - Stereo Love

2010.02.04の記事 Edward Mayaはルーマニア出身のプロデューサー/ミュージシャン。 東欧DJの時代が来てる!?エレクトロニカ meets エスニック、こういう曲、結構好きです。歌ってるのはVika Jigulina。 この曲、何かの曲、サンプリングしてるの?よくわからないけど、所々聴いた事があるようなフレーズが出てくるような。気のせいかもですけど〜。 Edward Mayaのマイスペ 他の曲もかなり東欧的で素敵です。東欧エレクトロニカ!渋くて素敵。

THE MIDDLE EAST - Blood

2010.02.03の記事 歌詞が、なかなかよく書けている気がする。 おじいちゃんは、おばあちゃんが亡くなってから、自分の死をただ待っていた。 おばあちゃんは、若い頃に太陽をいっぱいあびてガンになった。 といった自分の家族/またはある家族の血脈の話を、淡々と詩にのせてアニメとともに展開していくというオージー出身のバンド、The Middle EastのPV。 音楽は、激しくオリジナリティが満載!という印象は失礼ながらないのだけども、世界観がなかなか興味深い。CD購入するかもしれません。 う〜ん、しかしデビューEP、ジャケデザインが大変よろしくない気がするんですが。ここらへんはもうすこしインディー的なセンス炸裂でキモカワ系とかでも、よかったんじゃーないでしょうかと。 The Middle Eastのマイスペ

Regina Spector - Far -

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2010.01.24の記事 今年購入CD第2弾は、 Regina Spector(レジーナ・スペクター)のFar 通算3枚目のアルバムなのかな。日本デビューはこれが初かと。私は2枚目の 「Begin To Hope」 が気に入り、期待してFarを購入。即興のような声の遊び(ハミング?)が特徴的だった前作に比べ、Farは比較的「まとまった」印象でした。「Begin To Hope」の方が傑作かも。まあでも好きですが。 ラジオ/TVでもFarの曲が流れるのを聴いたことが数回あるくらいです。できれば前作もかけてあげてほしいな〜と。 と思いきや、おもっきしこのアルバムからの曲がオサレ映画 「(500)日のサマー」 に起用されてたんですね。 この映画、スミスが出てきたり、主演のデシャネルは、自分でもバンドをやってるし、Death Cab for Cutieの人と結婚してるようで、音楽的にもかなりおもしろいかも。主演のデシャネルは80年生まれみたいですね。

Clare And The Reasons - ARROW -

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2010.01.10の記事 今年から購入したCDについても記録していこうかと思います。初の買い物は、 Clare And The Reasonsの「ARROW」 でした。「That's All」という曲の室内楽風の伴奏が気に入り、アマゾンにて購入。 全体的に非常に好みの線をいっているんですが、どうも声が(私には)甘すぎて聴いてるうちにお腹いっぱいに、、でもいいアルバムと思います。1枚目のデビューアルバムはカバーもので「The Movie」、ティアーズ・フォー・フィアーズのカバーなんかもしてるようで、こちらもよさそうです。 最近思うのですが、グーグルやらマックやらの企業CMが素朴系女性Vo.もののオンパレードですよね。基本的にあの路線は好みですが、グーグルのCMもか、ということで、そろそろこの路線は終わりなのかな。コマーシャルの世界は音楽だけでなく、全てがすぐに真似されるから大変ですね。(Clare And The Reasonsはここで言いたい素朴系とは言いがたいけど。まあ単なる述懐です。)

四手のためのピアノ曲 2009.07.15

「ロバと鳥の家」からの記事インポートです。Bloggerにはインポート機能がないようで、手動インポートとなる上、日時が変更できない様子。 学生時代をふと思い出し、四手のためのピアノ曲を久々に聴きだしています。 今回購入したものは、 ラフマニノフ「2台のピアノのための組曲第1&2番」(アルゲリッチ&ラビノヴィチ) ミヨー他「スカラムーシュ〜仏近代ピアノデュオ作品集2」(ジュヌビエーブ・ジョワ&ジャクリーヌ・ロバン=ボノー) 四手ではないですが ラヴェル:ピアノ作品全集(モニク・アース) アルゲリッチ&ラビノヴィチのものが一番好み。すばらしい演奏です。