読書:犬たちの隠された生活

2009.08.21の記事より(追記:そういえば、読書の記事、いろいろ書くの忘れてます、、)

犬たちの隠された生活-エリザベス・マーシャル トーマス著、を読了。
学術本ではないかもしれないが、素人の私には興味深く読めた一冊。ちなみにうちには動物はいないし、私は犬、猫を飼ったこともないのですが、動物の行動には興味があります。

ミーアキャットの生活、という番組を見ていたことがありますが、ミーアキャット、オオカミ、イヌ、彼らの生活には共通点が少なくとも1つあることに、読後気がつきました。それは、グループの中に序列があり、第一位のメスしか妊娠できないという掟です。掟を破ると、グループから追放されたり、もしくはその子供は殺される。普段は、飼い犬という立場で群れをなして生活することが少ない犬達ですが、著者は11匹の犬を飼い、犬がいかにオオカミに近い生態を持っているかを立証します。(ところで、人間の集団でも、似たような話は起こり得ますね。つまり序列が暗黙のうちにあり、第一位の女性or男性に歯向かうことは、グループからの別離、追放を意味する事がありそう。しかし、そういうグループは、知的とは言えず、原始的なグループのように思います。)

これを読んで、人間に飼われるのは、犬にとって本当に幸せなのか?と思ってしまった。ちょっとそれを考えると辛いですね。

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