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大阪の国立民族学博物館へ

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ジャガンナード神(インド) 太陽の塔 の内部公開へ行ってから、そのすぐ近くにある「 国立民族学博物館 」(通称みんぱく、なのですが、民泊のイメージと被ってしまい、少し残念です、、)へ久々に行ってきました。この博物館は、文化人類学、民族学の研究とその成果を展示公開するための施設だそうです。創設は1974年。太陽の塔の内部で、 岡本太郎 が展示に用いた民族学的資料として優れた民芸品も収蔵されています。 日々、収蔵品はアップデートしているとのことで、無料で借りられる音声ガイドの項目がなんと400以上はあったと思います。これは途中で聴くのを断念!!なぜかと言うと、全てを見て回る時間が足りなくなってしまったからです。 初めて、みんぱくへ行かれる方は、十分に時間を取ることをおすすめします!もしくは、1回で見るのは諦め、ターゲットを絞ることをお勧めします。 さて、展示なのですが、A〜Cブロックに分かれており、 世界の様々な地域に分かれて展示 されていて、世界旅行をした気分になれます。数も半端ないですし、展示も、 現代アートそのものでは、、という展示も数々あり 、インスパイヤされることしきり。非常に充実した時間を過ごすことができました。 いくつか、写真を紹介します。まずは、お昼ご飯から。ランチは、博物館内のレストランで食べました。 クリックで拡大できます〜 メニューはさすが!エスニック料理が各種用意されており、楽しいランチとなりました。 写真撮影はokでした。以下、いくつか写真でご紹介します。行ってから楽しみたいと言う方は、これ以降は見ないでくださいね〜。 インドのコーナーにて。すごい物量でした。 こちらもインド。山車と思われます。巨大でした。 パプアニューギニアの仮面。中に人が入るそうです。 先祖の霊が降臨すると考えられているとか。 右のお面は、、あの「カオナシ」に似ていませんか!? 中国の少数民族の衣装。 左の帽子?は、、太陽の塔の顔に似ている!? と、アートに引用されたのでは!?と思われる類似点の発見をしては楽しんでいましたw が、インスパイヤしてしまう気持ち、わかります。本当にフォークロア・アートは美しい。。 そしてこれは日本のコーナーより、山菜採り用の地下足袋です!

太陽の塔、内部公開へー太陽の塔ミュージアム

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太陽の塔、内部公開へ行ってきました〜。楽しかったです!完全予約制でした。 こちらから予約できます。 そして、緑地は吹きっさらしなので寒い!! 私は、10時半の予約で入ったのですが、時間前に着いてしまい、どうしよう、外は寒いし、と思っていたらどうやら中にはとりあえず入れてもらえるようでした。 ガイド付きでグループ16名ほどに別れて観覧しました。 なので、最後の方に入館した方は、5名くらいで閲覧できており、あらら?と思いましたが、仕方ないw ガイドの方はマイクを使っているわけではないので、説明の声が聞こえなかったりもします。3箇所くらいで止まって、解説を聞きました。写真撮影は一切禁止です。身を乗り出したりして危なそうですもんね。ただ1箇所でいいから、撮影スポットくらい欲しかったですね。 太陽の塔、トーテムポールに似ているように思います。万博時代は、この両手の中に、エレベーターがあり、違う建物へ移動できたとか。70年代に考えられた未来ですね。かっこいい。なんかこう、怪獣ぽくって可愛いんですよね。太陽の塔が見れれるところに実家がある友達がいるのですが、ちょっと羨ましい。 聞いた話では、この万博に参加するのか、しないのかで、当時の芸術家の間では議論があったらしいのです。万博参加=体制側ということで、自由で自律した存在であるべき芸術家が体制側につくのか、と。岡本太郎は、そういうこともあり、この万博参加で相当疲労してしまったと聞きました。それだけ、仲間からの圧も強かったのでしょうね。 一方、現代では2020年のオリンピックに芸術家が協力するのは名誉な事とされていて、議論なんて全然ない。そう思うと、今の芸術家は問題意識が低いのではないかと思ったりしてしまいますが、時代が違うのでしょうか?乗っかった方が、名前も残るし、売れるし、いいじゃないかということでしょうか。議論すら出ないのが寂しい気がします。そんなことをふと思いました。  ■-□-■-□-■-□-■-□ 下記ランキングに参加しています。 よかったらクリックしてやって下さい〜。 にほんブログ村 美術館・アートミュージアム 人気ブログランキング 美術鑑賞・評論 ブログランキングへ

描かれた「わらい」と「こわい」展 ─ 春画・妖怪画の世界 ─京都細見美術館

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終了間際のご報告となってしまいましたが、細見美術館へ行ってきました。 「描かれた「わらい」と「こわい」展 ─ 春画・妖怪画の世界」 です。 「笑い」と「怖い」、という相反する感情をテーマにした日本画の展示でした。怖い!でも面白い!ということなのかと思いつつ、見てきました。 細見美術館は、ロッカーが外にあるので、寒い日には注意が必要です。 18歳以上のみ入場可能です。 2018年12月9日までの展示です。  ■-□-■-□-■-□-■-□ 下記ランキングに参加しています。 よかったらクリックしてやって下さい〜。 にほんブログ村 美術館・アートミュージアム 人気ブログランキング 美術鑑賞・評論 ブログランキングへ

マルセル・デュシャンと日本美術/京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ

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更新がだいぶ滞ってしまいました。酷暑の夏は美術館から足が遠のき、そのまま初冬に至った次第。。そんな中、東博へはなんとか行けておりましたので短い感想を。 正直に感想を書きますが、個人的には、デュシャンと日本美術を結びつけなくてもよかったのでは、、と思いました。色々と諸事情があったのかもしれませんが、個人的には、デュシャンの展示内容だけをもっと充実させて欲しかったです。 写真は有名な瓶を乾燥させるレディメイド作品です。私はこの形が好きなので、新品が販売されているのを見つけた時に、買おうかと思ったことがあります。マグカップをかけてディスプレイ収納したらいいなあと思ったのですが、日本のキッチンには大きすぎるので諦めたのでした。 東京国立博物館 マルセル・デュシャンと日本美術 2018年12月9日までです。 ----------- 東博で、デュシャンと同時開催されているのが、 特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」 です。こちらも会場は、すぐ隣なので、一緒に行くことをお勧めします。京都にある、千本釈迦堂として知られる、真言宗智山派の大報恩寺の秘仏が公開されていました。鎌倉彫刻、特に慶派の秘仏がたくさん展示されておりました。これらは、お寺の外に持ち出すのは初めてだそうです。。 聖観音菩薩立像/定慶作 展示の解説で、 仏像の「耳」に注目してみよう というのがありました。 この耳の中の軟骨である「Y」字型のライン(対耳輪)には、それぞれ「上脚(じょうきゃく)」「下脚(かきゃく)」という名前があるそうです。   快慶 の一門にはこの部分に特徴があり、それにより作者を見分けられることがあるそうです。例えば、快慶は、上脚が斜め上方向に伸びていることが多いそうです。また、 行快 の耳は上の図のように耳たぶに穴が空いていることが多いとか(加えて目尻は上がり気味のものが多いそうです)仏像は、主に頭と耳の形に特徴があるそうです。仏像の中には、確かに、上脚が、垂直方向に伸びたものもあったりと、様々でした。耳に注目するのも面白いなと思いました。 話が変わりますが、 仏像の手相 を見る方もいらっしゃるとか。大仏様には生命線がない、とかあるとか、諸説あるようですが、この手相もまた興味深い見方ですね。 こちらの展覧会も東京国立