冷泉為恭(れいぜい ためちか)

2009.08.07の記事より

冷泉為恭(れいぜいためちか)
について知ったのでメモ。

一言で言えば、幕末の平安マニア。生まれが幕府の絵師である狩野派なのに、平安時代の王朝文化を深く愛した故に、大和絵師になっちゃったという人。冷泉という名前も勝手に名乗ってるという。。岡田家の株を買って養子になり、六位の位も授かってからは、直垂を着用して、平安スタイルで生活したという徹底ぶり。最後は、使えた人が佐幕派(倒幕反対の派だね)だったので、自分も佐幕派になり、長州藩に狙われて逃れようとしたところを襲われ、若くして逝去。

平安マニアなのに佐幕というのがピンとこなかったんだけど、幕府に保護されていた公家というのは多かったというので、ありなのでしょうか。でも尊王攘夷派という方が、なんとなくしっくりくるのですが。。

愛知の岡崎にある、徳川の菩提寺、大樹寺の障壁画が見てみたい。(一般公開している)