アートフェア東京 2010へ

アートフェア東京へ、3年ぶりに行ってきました。
3年前と比較すると、

中国系画廊の進出
不景気にもかかわらず売れている(しかし単価はやや低め)
超大物作家の出品は少ない


というのが気になった点です。

全体的に、不景気の影響はあるなという印象。ですが、その分、安い作品も出ていて、買い易い雰囲気はありました。こういうフェアもだんだん一般化してきた結果、アートがどんどん雑貨化しちゃうという面はあるとは思うんですが(まあ別に雑貨化してもいいという意見もあるだろうね。)、骨董から日本画、現代アートまで一同に介する機会もそこまでないと思うので、おもしろいよね、と思います。

ギャラリー小柳の展示はすごいね。須田悦弘さんの作品1点のみを展示していました。
いろいろ画廊を売り込んだり、作家を売り込んだりする必要がない、余裕のある展示。他の画廊がめちゃくちゃゴチャゴチャしてただけに、かえって強く印象に残りました。

しかし台湾系画廊の売り込みすごかった〜w 商魂逞しくていい!日本の画廊はソフィスティケートされてるので強くおしてこないので、かえって新鮮。

アートフェアって、売れ筋のものが並ぶゆえか、ふつうの展覧会に比べると、世相みたいなものがダイレクトに反映されるのでおもしろいです。