19th DOMANI・明日展へ
国立新美術館にて開催中ー(ただし2016年12月20日(火)~2017年1月10日(火)は年末年始休館ですので、この記事がアップされる頃はちょうど休館中です)の「 DOMANI・明日展」へ行って参りました。毎週金曜日・土曜日は午後8時までで、私は金曜の夕方に行きましたが、思ったより空いていて、大変快適な環境で鑑賞できて大満足でした。展示は、写真作品など一部を除き、撮影可能です。
にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
人気ブログランキング 美術鑑賞・評論 ブログランキングへ
この展示は、文化庁から公募選考の結果、資金援助を受けた作家達が、研修を終え、その成果を発表する場としての展覧会でもあります。平面、立体、陶芸、メディアアート、写真と色々なジャンルから選出されています。
個人的に気になった作家の作品写真を載せてみます。
曽谷朝絵の光を描いたかのような絵画が印象に残りました。色合いが独特でその辺も記憶に残りました。
岡田葉にとって絵画は、「悪魔払い」としての絵画とキャプションにありました。似たような事を、陶芸の保科晶子のドレスを焼いた作品からも感じましたが、同じ女性としては、共感できなくはない、どこかに身に覚えがある気持ちになりました。上の写真は、岡田葉の、「元彼の家が家事になったという話を聞いてそれを絵画にした」作品なのですが、私だったらこういう作品は作れないなと思いつつ、悪魔払いというにふさわしい、恐怖を呼び起こす何かが潜んでいるように思いました。
あとは、折笠良の映像作品がとても印象に残りました。私は、映像作品(映画は除く)に関して言えば、一定の時間、そこに立って鑑賞しなければならないのが時に苦痛で、ざっと見て、ピンとこなければその場を立ち去る事が多いのですが、折笠の作品、童話の「幸福な王子」を「文字のみ」で表現したアニメーションは最後まで観ましたし、もう1回観たいとさえ思いました。とても意欲的な作家だと思いました。
気になった作家は以上ですが、どの作家も、見所が多く、充実した展示でした。1月は10日から鑑賞可能です。是非足を運んでみて下さい。
個人的に気になった作家の作品写真を載せてみます。
曽谷朝絵 |
岡田葉 |
岡田葉にとって絵画は、「悪魔払い」としての絵画とキャプションにありました。似たような事を、陶芸の保科晶子のドレスを焼いた作品からも感じましたが、同じ女性としては、共感できなくはない、どこかに身に覚えがある気持ちになりました。上の写真は、岡田葉の、「元彼の家が家事になったという話を聞いてそれを絵画にした」作品なのですが、私だったらこういう作品は作れないなと思いつつ、悪魔払いというにふさわしい、恐怖を呼び起こす何かが潜んでいるように思いました。
あとは、折笠良の映像作品がとても印象に残りました。私は、映像作品(映画は除く)に関して言えば、一定の時間、そこに立って鑑賞しなければならないのが時に苦痛で、ざっと見て、ピンとこなければその場を立ち去る事が多いのですが、折笠の作品、童話の「幸福な王子」を「文字のみ」で表現したアニメーションは最後まで観ましたし、もう1回観たいとさえ思いました。とても意欲的な作家だと思いました。
気になった作家は以上ですが、どの作家も、見所が多く、充実した展示でした。1月は10日から鑑賞可能です。是非足を運んでみて下さい。
DOMANI・明日展
毎週火曜日 2016年12月20日(火)~2017年1月10日(火)は年末年始休館
2016年12月10日(土)~2017年2月5日(日)
午前10時~午後6時、毎週金曜日・土曜日は午後8時まで
(入場は閉館の30分前まで)
国立新美術館 企画展示室2E
一般 1,000円(800円)/大学生 500円(300円)
公式ウェブサイト
公式ウェブサイト
*1月21日(土)は、開館10周年を記念して、入場無料。
にほんブログ村 美術ブログ 美術鑑賞・評論へ
人気ブログランキング 美術鑑賞・評論 ブログランキングへ