川端龍子 -超ド級の日本画 〜山種美術館

きもの・ゆかたで行くと、割引あり(団体料金になるそうです)
もうすぐ七夕ですし、ゆかたを着てレッツゴー!(とはなかなかならない、ですよね〜。でもいつかは着物で行きたい山種美術館と歌舞伎座です^_^)

あと、ホムペの割引ページを印刷していくと百円割引になります(スマホ提示は不可)
期間中、展示と連動したカフェの和菓子メニューもとっても良い感じの山種美術館は渋谷と恵比寿の間にあります。私はだいたい、渋谷からバス-> 山種美術館 ->写真美術館 ->界隈のギャラリーという感じで回ります。ガーデンプレイスに映画館もあるので、後ろ髪を惹かれますが、、、だいたいそんな感じのコースで回ります。

さて、川端龍子(1885-1966/かわばた りゅうし/男性作家ですよ〜)ですが、ずっと「大田区立龍子記念館」へ行きたいと思っていて実現せず、先日、東銀座にある歌舞伎座で川端龍子の大きな絵をホール階段で見て、これは早く行かねばと、と改めて思った次第です。話が逸れますが、歌舞伎座は日本画の宝庫です。休憩時間はぜひ回ってご覧になることをおすすめします。


さて、川端龍子の魅力は何か?と言いますと、大画面、自然、生命への慈愛、そう、超ド級とタイトルにあるように、迫力がある点でしょうか。とりあえず、キャンバスが日本の作家にしたら大きい気がします。先日川村記念美術館で見たステラもニューマンも超デカかったですけど、負けてないかも?と思わせる大きな作品ばかり。アメリカは天井も高いし、場所もたくさんあるし、そりゃ作品もでかくなるわよ、と思いますが、川端龍子は大田区にアトリエを構えていたわけですから、保管とかどうしてたのかな〜と思いきや、アトリエの天井が足りなくて、小さくせざるを得なかったという作品もありました。

で、その大画面、迫力、というのは、「会場芸術」と批判されたそうです。要するに、大衆におもねっているというような意味でしょうか。龍子は最初、文展、院展に出展していたそうですが、そういう経緯で院展を脱退して、自分で「青龍社」という団体を立ち上げ、そこでメンバーが展示ができる場を作ったそうです(一種の分離派みたいなものですかね。。)

龍子が犬を抱いている写真が展示されていました。大の犬好きだったそうです。そして家族を愛して大切にした人格者でもあったそうです。そういうエピソードからもわかるように、何とは無しに、魚を描いたり、戦争で被災した自宅の植物を描いたり、または、戦闘機(しかもスケルトン)を描いたり、、路傍の花〜大きなテーマまで、テーマに固執されず描いているのが自由でいいなと思いました。ものすごく、現代的な日本画家ではないでしょうか?その辺が個人的には魅力かと思います。8月20日まで開催しています。おすすめします。

川端龍子 -超ド級の日本画 ー没後50年記念
山種美術館
2017年6月24日(土)~8月20日(日) 
*会期中、一部展示替えあり(前期: 6/24~7/23、後期: 7/25-8/20)
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(但し、7/17(月)は開館、7/18(火)は休館)



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