京都国立博物館〜いぬづくし 十二支を愛でる

2017年12月、暮れも差し迫る京都へ久々に行ってまいりました。なんと、翌日から休館日入るというその前日に滑り込みで、京都国立博物館へ行くことができました。クリスマスの日でもあったせいか、館内は空いており、ゆっくりと鑑賞することができました。

新春特別展示「いぬづくし 十二支を愛でる」展は、12月19日から翌2018年1月21日まで開催されており、干支関連の展示は、お正月からスタートする東博とは違って、12月から観ることができるようです。

 その前に、東博のマスコットは、ハニワの「トーハクくん」と「ユリノキちゃん」ですが、京博のマスコットは、所蔵する尾形光琳画の「竹虎図」のトラりんです。

尾形光琳「竹虎図」18世紀ーーこれが、下の写真のようにデフォルメされて、
京博のマスコット、トラりん!となったようです。

ラッキーにもトラりん登場に遭遇!気さくで、皆とハグや記念撮影に応じてくれるとってもサービス精神旺盛でした。トラりんのオフィシャルサイトまで!う〜ん、これはトーハクの負けかも?巨匠作のキャラにはさすがに勝てないですよね。

オフィシャルキャラは東博の負けかと思いますが、干支の展示に関しては、東博の方がちょっと世界基準に合わせていて、写真撮影が一部OKなんですよね。もちろんフラッシュは禁止ですが。その点、京博は撮影は一切禁止!博物館だけではなく、全般的に、京都は「撮影禁止」が多かった、という印象です。それだけ観光客が多い、いや、多すぎるのでしょうね。

さて、「いぬづくし 十二支を愛でる」展ですが、最近は猫人気に押され、犬の飼育数が減ってるとはいえ、人類と犬の付き合いは長いし、さぞたくさんのものがあるだろうと思ったのですが、意外にも、思ったよりインパクトのあるものが少なかったです。多分、それだけ、「あまりにも人間に密接すぎる存在」だったのだろうか、、と思いました。

花卉鳥獣図巻 国井玉泉/江戸時代

狆(ちん)という小型犬の絵です。現在では、上の絵のように、チベットの犬を先祖に持つ、日本原産の短吻種(口の短い犬の種類)、白黒の長毛の小型犬を狆のことを指すらしいのですが、昔は外来の小型室内犬を狆と総称していたとか。現在も、狆だけでなく小型室内犬は大変人気ですし、昔と変わらないなと思いました。

wikiの狆のページへのリンク

京都博物館、また訪れたいです。

さて、2017年12月に最後に見た展覧会は、次の「山水」展@相国寺承天閣美術館でした。2017年の個人的トップ5展覧会のまとめもまだですが、、(現在1月です、汗)よければお付き合いください。

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