魔女の秘密展へ

魔女の秘密展公式サイトへ(要フラッシュ)

東京巡回展 ラフォーレ原宿ミュージアムにて
2016年2月19日(金)~3月13日(日)会期中無休

全国を巡回中のこちらの展示、気になっていたので行ってきました。
中世の魔女裁判や魔女に関する展覧会です。

この展示は、大人も楽しめるのですが、どちらかと言えば、中学、高校生向きの展示内容であると思いました。キャプションには全てルビがふってあり、丁寧に魔女裁判をヴィデオで再現したコーナーや、魔女のコスプレをして記念撮影するコーナーもあり、工夫された内容でした。拷問器具の展示もあり、低年齢のお子さんにはちょっと刺激が強すぎるかも、と思います。テニールス(父)、デューラーの作品も2点あり、民俗学的展示物もありましたし、展示物は大変よかったです。ただ、どこの国の作家か、とか、材質の解説が足りなく、展示一覧表もありませんでした。


1400−1800年にヨーロッパで猛威をふるった魔女狩りは、一種の集団ヒステリーと解釈されているそうですね。天候不良による飢饉や、ペストなどの病気の蔓延など、社会への不満の「はけ口」としての魔女狩り。魔女は女性に限定されず、男性も対象だったとのこと。ヨーロッパ全土に流行した魔女狩りは、神聖ローマ帝国の時代にドイツで最もさかんとなり、死者が多かったのもドイツ。ドイツには、中世犯罪博物館があるそうで、機会があれば行ってみたいです。しかし、拷問器具は吐き気がします。気分が悪くなる方もいるかもしれません。ご注意の上、行かれた方がよいかと思いました。あと、ラフォーレミュージアムにはロッカーはありません。下の階にあるようですが、多分有料かと思いますので、ご注意下さい。