DOMANI 明日展 PLUS Drawing Lessons in 3331へ

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2016年2月18日(木)~2016年3月6日(日)
末広町のアーツ千代田 3331 1 階ギャラリーBにて開催中の文化庁のDOMANI 明日展へ行ってきました。(画廊での展示鑑賞の記録を書くのは、ここでは初めてかもしれません。。実は今年は他に画廊を回ったりもしているのですが、なかなか書き留める時間がとれず。。)


今回はドローイングをテーマにした展示です。座談会もあったようです。私は、日高 理恵子さんの作品を久々に拝見したく、行ってきました。あと、VOCA賞を受賞された三宅 砂織さんの作品も、見た事がなかったので、観れてよかったです。2人とも、どこか「写真的」なるものに関連している女性作家といえるのではないでしょうか。アプローチも技法もかなり違いますが。日高さんは日本画。近くで観ると、生々しいタッチや岩絵の具の質感を観ることができるのに、印刷物やネット、または遠目で観ると、不思議に写実絵画か写真のよう。展示していたのは、百日紅の木の作品シリーズかと思いますが、私も自宅の庭に百日紅の老大木がありますので、とても興味深いです。冬の百日紅ですね。ごつごつしたその姿は、華やかな夏の姿とは全く違い、どことなく険しい雰囲気があります。とても好きな作品です。三宅さんは、写真の引き延ばしのプロセスを利用した、とても面白い技法の作品で、印画紙を分割して貼付け、大きな作品に仕立てていました。技法の面白さとすばらしさに目がいってしまうのですが、透明感のある、不思議な作品でした。

こちらの展示、作品数は大変少ないです。日高さんは1点だけでした。午後8時迄、会期中無休です。