トマス・ルフ展へ

そろそろ師走の声が聞こえる中、国立近代美術館にて開催しておりました、「トマス・ルフ展」へようやく行ってきました。次は金沢21世紀美術館へ巡回するようです。見所は、ズバリ、ルフの代表作を網羅的に観れる点です。ルフの作品を初めて見てから20年以上経ちますが、その変化たるや、写真の技術変革の流れを追うかのようでもあります。NASAのデータを利用した「カッシーニ」を最初に見たのは、ギャラリー小柳でだったと思いますが、その時は、好きじゃない、ルフ、どうしたんだろう?と生意気にも思いました(笑)ルフは、写真の未来や可能性を探っているとは分っていたのですが、何故か、おもしろくないな〜とそのときは思いました。でも、今回、まとめて彼の作品を見た後では、不思議に少し納得していました。ルフが何を考えているのか、少し理解できるような。。。そんな展覧会でした。

*ルフ展のウェブサイトへの寄稿が、けっこう面白く読めました。浅田彰など豪華な執筆陣です。一読をおすすめします。ルフ展特設サイト

*展覧会は制約はありますが、基本、撮影できます。でも、ここには写真をあえて載せないことにします。

*ウィーンの美術館鑑賞日記の更新が滞っております。。。年内を目標とします!



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