ムンク展―共鳴する魂の叫び 都立美術館

1月20日まで開催されたノルウェーを代表する作家ムンク」の展覧会へ行ってまいりました。ムンクの美術館はオスロにあり、丘の上の見晴らしのよい美術館を建設中とのことでその期間にどうも日本に来てくれたようです。



さて、ムンクは見に行くの?と若い油画系の若者に聞いたところ「行かないといけませんかね?」とのこと。「叫び」の絵画が有名すぎて、中には辟易して行く気が起きないという人がある程度いたのかも、と思いました。ところが会場は超満員!!「ポケモンと叫びのコラボ」もあったりして、大盛況という感じ。。ちょっと入るのをためらって帰ろうかと思いましたが、なんとか入場できました。

で、私、そういえば、ムンクをまとめて見たことあったな、と徐々に思い出してきまして、帰宅後、何と無く集めている感じとなっている訪問した展覧会のポストカード集を見て見ました。1992年の「ムンク 画家とモデルたち」というムンクとモデルたちの関係に注目した展覧会でした。おぉぉぉ、、27年前ですわ見たのは、、買えなくて図録持ってないけどまあまあ内容を覚えてるから不思議です。

27年前に買ったポストカード

今回は、そういう「スキャンダラスな男性作家とモデルの関係」という雰囲気はあまりなく、しょっぱなから元祖セルフィー作家としてのムンクということで、晩年に至るまでの彼の自画像が展示されていて、おお!これは現代的アプローチ!いいね!と思ったのでした。

ムンクは肉親がどんどん病などでなくなる中で、自分も死ぬんじゃないかという思いに取り憑かれてしまい、それが作品にも大いに反映されているのですが、、結果、それが飯の種となり、さらに一人長生きしたという。。。なんと人生は皮肉なのでしょうか。

今回購入したポストカード

27年前に買ったポストカードと見比べてもらえば、なんとなく展覧会って、同じ作家を扱っていてもアプローチが違うと全く違う展覧会となるということがわかってもらえるかも?と思います。そしてそのアプローチには時代も反映されているという。。

ムンク展 特設サイト


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