装いの横浜チャイナタウンー華僑女性の服飾史
2019年6月30日まで、横浜中華街にある「横浜ユーラシア文化館」にて開催中の華僑女性の民族衣装、チャイナドレスについての展示へ行ってきました。(注意:有料、300円です。)横浜ユーラシア文化館、初めて行きましたけども、空いていました。穴場かな?横浜市発展記念館と同じ建物の中にあるので、横浜の歴史の展示を見にきた、修学旅行?社会科見学と思われる子供達の姿もちらほら見かけました。
さて、展示ですが、全室撮影禁止、、残念でした。フロアが狭いので混乱を避けるためでしょうか。一部でもいいから撮影可能があれば嬉しかったです。
1859年に横浜港が開港されてから、160年。中国からの華僑の方々がやってきて、そこで花開いた服飾の歴史があり、工業の進化共に、チャイナドレスも変化していく様が、実在したチャイナタウンの大物女性たちの持ち物を中心に展示されていました。
最初、中国の女性の服は、上下セパレートでした。上着はセンターで飾りボタンなどで着脱します、そして、下は緩やかなロングスカート。そして1920年代にワンピース型のチャイナドレス(旗袍 チーパオと読みます)が登場します。現代的な動きやすいスリットの入ったワンピース型と表現されていましたが、動きやすいのかな?と個人的には思いました。セクシーな感じで、現代的だとは思いますが、個人的には、セパレートの上下服が便利そうと思ってしまいました。
興味深いのは、襟の部分でした。つけ襟のものもあることを初めて知りました。ファスナーが開発されるまでは、ホックやボタンで留めており、着脱に時間がかかったのではと思われる上着の構造でした。
チャイナ服は上海の人たちによって主に作られていたそうです。その後、横浜チャイナタウンでも(上海出身?)テーラーができ、地元で作られた旗袍が登場します。横浜チャイナタウンの旗袍の1つの特徴は、日本文化を取り入れた喪服のスタイルでしょうか。黒のチャイナドレスを中華街の女性は着るそうですが、これは中国にはない様式だそうです。独自の発展が各地の華僑の街でありそうで、それを追うだけでも1冊の本ができそうで興味深かったです。
チャイナタウンで美味しいものを食べてから、少し歩きますが、腹ごなしに展示を見るのもおすすめです〜。梅雨入りしましたが、よかったら行ってみてください。
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