アレック・ソス「部屋についての部屋」- 東京都写真美術館
来年の2025年1月19日(日)まで東京都写真美術館で開催中のマグナムの会員でもあるアメリカ人写真家アレック・ソス(1969-) の「部屋についての部屋」Alec Soth "A Room Of Rooms" 展へ行って参りました。2022年に葉山の鎌倉近代美術館にて「Gathered Leaves」展を開催してからおよそ2年半ぶりのソス展になるかと思います。葉山の方が展示数は多く、より深くソスの作品世界が紹介されていましたが、今回の展示はもう少しダイジェスト的に今までの活動の軌跡を追いつつ、新作< Advice for Young Artists >の展示もありコンパクトにまとまった大変良い展示でした。まだソスワールドを体験されてない方は是非、足を運ぶことをおすすめします。
ソスは基本的には、リサーチ型の室内ポートレートを得意とする作家であると思います。マグナム正会員であるゆえに、写真としての強度はもちろんのこと、加えて詩的、またはある種のファンタジックな物語性がある作品を撮る作家であると思います。
個人的にはソスの初期作 < Sleeping by the Mississippi > (2004年)と< Broken Manual > (2008年)が素晴らしいと思いました。今回は詳しく解説はされていないので、興味を持った方はぜひ写真集もご覧になってください。館内併設の書店にてサイン本も販売されていました。数量限定かと思いますので、気になる方はお早めにどうぞ。
Alec Soth 《Stephen Shore, New York City》 2019 |
Room2 に展示されているソスが影響を受けた作家たちのポートレートより、スティーブン・ショアの肖像写真です。ショアとも交流や影響があるのですね。(ショアの大規模展覧会、日本で実現して欲しいです。)
写真美術館のサイトはこちらです(リンク先へ飛びます)
おすすめの展覧会です。ぜひ、足を運んでみてください。
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