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美術批評・展覧会レビューのフリーライター/ブロガー。西洋・現代美術を中心に、社会的文脈をはじめ多視点からアートを読み解く記事を執筆。美術館での実務経験を持ち、アーカイブ・作品保存の視点からの執筆も得意としています。ライティング依頼・内覧会ご招待、お気軽にどうぞ。
注目
新野洋 "Crystallization” 展 - YOD Gallery -TERRADA ART COMPLEX Ⅱ
東京の天王洲の TERRADA ART COMPLEX Ⅱ の3階 YOD Galleryで行われている、新野洋 "Crystallization" 展へ行ってまいりました。2025年3月15日(土)までと会期が長いので、是非足を運んでほしい展示なので紹介します。
圧倒的な美しさに目が奪われます。雪の結晶?と思いよく見ると、小さな骨のようなパーツでできています。猿と穴熊の骨を樹脂で作ったものを組み立て、結晶状のモビールを作った作品だそうです。生き物はこんなに小さな骨で構成されているのか・・と驚くとともに解剖学的な細かさで組み立てた新野洋の素晴らしい腕とセンスに脱帽です。
壁面に映る影も美しく、異世界のようでした。
さて、新野は他にも「昆虫」や「植物」もテーマにしています。
桜、でしょうか。花を分解してモビール状にしている作品から、昆虫を造形した作品など細かく美しい仕事でした。「細部に神は宿る」を体現した作品群でじっくりとみたくなる作品でした。
さて、YOD Galleryがある「TERRADA ART COMPLEX」は美術の管理、保管、配送、設営などを行っている寺田倉庫という会社が東京の天王洲に作った日本最大級のギャラリーコンプレックスです。川の向かいには、同じく寺田倉庫に保管されている個人コレクションなどを紹介する「What museum」やギャラリーカフェなどもあり、天王洲は旬なアート作品の集積地となりつつあるようです。
国内の主要なギャラリーが集まっており、まとめてみれるのは大変ありがたいことです。が、天王洲が遠い!という人も多いのではないでしょうか。私もその1人です。新馬場から14分ほどかけて歩いてみたり、モノレールを使ってみたりしましたが、今回は「JR品川駅からバス」で行ってみました。個人的には、TERRADA ART COMPLEXに行くにはこのバスが一番楽なのではないかと思います。バスは目黒も通りますので、目黒から乗るのもありかと思います。
新野洋個展 Crystallization

