青森県立美術館へ あももり犬に会いに行こう

青森県立美術館へ常設展を見に行ってまいりました。東北の現代美術は今、ホットではないでしょうか?(「東北画は可能か?」・・・よければ併せてお読みください)青森県の美術館も大変充実しており、「AOMORI GOKAN PROJECT」として青森県内の5つのアート施設で連携するプロジェクトも始動しています。今回は十和田現代美術館からスタートして青森県立美術館、弘前レンガ倉庫美術館へ行ってきました。

入ってすぐの空間にあるシャガール:バレエ「アレコ」の舞台背景画

青森県立美術館は青森駅からのアクセスもよく、縄文遺跡で有名な「三内丸山遺跡」と隣接しています。私は残念ながら「三内丸山遺跡」は訪問できなかったのですが、美術館の建物は「遺跡の壕」をモチーフに、積雪をイメージしているかのような白い箱を被せたような建築空間となっていました。


さて、青森県美はメディアでも何度も取り上げられている奈良美智の「あおもり犬」が美術館の顔となっています。

奈良美智「あおもり犬」

こちらは実は室内から鑑賞・撮影しました。彫刻に辿り着くには、外に出て移動のみで往復10~15分程度かかると知り室内から鑑賞するにとどめました。外の「八角堂」にも奈良美智の彫刻があるのですがこちらは外へ出ないと鑑賞できないため、「八角堂」の方へ行きました。

写真が先になってしまいましたが、シャガールの舞台画「アレコ」は圧巻で三方からシャガールに包まれる静謐な空間となっており、静かな気持ちで作品を鑑賞することができます。ぜひ、椅子に座ってしばらく作品を「体験」してみて下さい。

現在は青森の作家「佐野ぬいーまだ見ぬ『青』を求めて」展を企画で開催しています。女子美術大学の学長を務めた佐野ぬいは弘前出身、青森を代表する菓子メーカーの1つ「ラグノオ」創業者の家に生まれたそうです。りんごのお菓子などが有名で筆者も「パティシェのりんごスティック」を購入してみましたが、リッチで柔らかな歯触りで美味しくいただきました。

青森駅西口から出ている市営バス「ねぶたん号」で向かいました。美術館の次は三内丸山遺跡に止まりますので併せて訪問もできますが、両方行くとしたら一日は欲しいところです。青森、意外に暑いですので暑さ対策もお忘れなく。

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